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スリランカ

スリランカ

長かった内戦がようやく終わったスリランカでは、国を挙げて観光に力を入れています。
ホエールウォッチングもそのひとつです。
北東にあるトリンコマリーという町では、海軍の軍艦を改装して、ウォッチングツアーを催行しています。女性兵士のガイドぶりが人気のようでした。南にあるミリッサという町では、漁師がツアーを始めました。
この海でシロナガスクジラを見ようと、友だちのカメラマンに誘われて行ってきました。スリランカ

2013年01月

私たちが行ったのは、首都コロンボから車で3時間ほどのミリッサ Mirissaです。サーファーにも人気の町で、あちこちの浜は多くの人で賑やかでした。
1月から4月、ここでシロナガスクジラのウォッチングツアーが行われています。早朝からのツアーには、大勢の観光客が参加していました。
ウォッチングツアーは、朝7時から4時間ほどです。クジラやイルカとの遭遇率は、80〜90%だそうです。
ツアーではいきなり外洋に出るので、それなりに波もあります。行き交うウォッチングボートの上では、明らかに船酔いでダウンしている観光客の姿も見受けられました。
スリランカミリッサの沖は、アラビア湾からベンガル海へとクジラが行き来する通り道です。大型の貨物船も多く通過するので、船の横にクジラのブローが上がることもしばしばです。
私たちは、ツアーではなく、船をチャーターして、クジラを夕方まで探しました。
ラッキーなことに、目的のシロナガスクジラには、ほぼ毎日会えました。スマートな尾を上げて潜る姿は、美しいです。
ニタリクジラにもよく会いました。ニタリクジラは、体表の色がシロナガスと異なって、真っ黒です。同じ親子のニタリクジラを何度も見かけました。
数頭のハナゴンドウは、波に乗って遊んでいました。海上に白っぽいからだが目立ちます。
ハンドウイルカ・ハシナガイルカなどにも会いました。イルカはあまり船に近付かないので、同定するのが難しかったです。
シロナガスクジラ国から特別許可を得ていたので、機会を見つけて、水中にも入ってみました。透明度はあまり良くなく、入っても何も見られないこともしばしばでした。それでも、ときに、緑の海の中に全身を見られました。淡い体色で、なるほど、細長いです。頭の前に潜って待ち構えてると、尾が通りすぎる前に息が続かなくなるほどです。
実は、ここで見られるのは、ピグミーシロナガスクジラです。コルテス海やカリフォルニアで見られるシロナガスクジラより小柄ですが、それでも、20mを越える体は大きく感じます。

スリランカでは、自然保護区や仏教寺院を訪れるヨーロッパからの観光客が多く、贅沢なリゾートホテルも増えています。
まだここのクジライルカについてはよく知られてはいませんが、観察を重ねるにつれて、いろいろわかっていくでしょう。
これからが楽しみなウォッチングポイントです。

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